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2025/12/16

イベント

第10回 国際ICT利用研究学会 全国大会 (IIARS2025)を本学で開催しました

2025年11月30日(日)に、米沢女子短期大学において、「第10回 国際ICT利用研究学会 全国大会(IIARS2025)」が開催されました。

本大会は、ICTの多様な活用に関する研究成果を共有し、学術的な交流を深めることを目的とした全国規模の学会です。10回目となる今回は、本学が会場校となり、社会情報学科の西川友子教授が大会委員長を務めました。大会当日は、全国の大学や研究機関から集まった研究者や学生が、まちづくり、情報セキュリティ、観光、交通、スポーツ分析など幅広いテーマで活発な議論を交わしました。

IIARSの様子1

また、本大会では、西川ゼミの学生たちが、発表および運営の両面で大会を支えました。半年以上にわたる準備では、研究テーマの設定からデータ分析、論文・スライドの作成まで協力して取り組み、GISやSCAT分析など高度な分析手法にも挑戦しました。

大会当日は、口頭発表やポスター発表を通じて自分たちの研究成果を発表し、他大学の研究者や学生と意見交換を行いました。さらに、当日の受付やタイムキーパーなどの運営スタッフとしても活躍し、ハイブリッド形式による大会の円滑な運営に貢献しました。発表と運営の両面で主体的に取り組み、学生たちにとって、本大会への参加は、研究力に加え、プレゼンテーション力や協働力を高める貴重な学びの機会となりました。

西川教授は、『現代における「おひとりさま」とカフェ空間―想起される体験内容に関する自由記述分析―』(共著者:川村麻耶)をテーマに研究発表を行いました。本研究は、おひとりさま客によるカフェ利用において想起される体験内容を明らかにし、その心理的機能と空間設計への示唆を検討することを目的としたものです。

以下は、参加した西川ゼミの学生のコメントです。

○ポスター発表

鈴木佳奈さん
今回の学会発表では、GISを用いて市民バスのバス停周辺の地域特性を伝えることを目的にしました。自身の市民バスを利用して通学していた経験をきっかけに研究に繋げることができ、そこから米沢市内にある施設や店舗、人口のデータを作っていく過程でより米沢市のことについて深く知ることができました。また、GISデータを作成する過程では、Excelで大量のデータを整理し計算を行う中で誤りに気づく場面も多く、完成後に確認した際にデータの誤りが見つかり何度もやり直しを経験しました。ここから、研究は焦らず慎重に作業を積み重ねることが、結果の信頼性につながると実感しました。そして、他大学の発表で「その計算方法は妥当か」、「比較対象は適切か」といった根本的な質問が多くされていたことから、自分の研究方法が本当に適切なのか常に疑問を持ちながら進める姿勢の重要性を学びました。研究の手法と比較が適切でなければ、導かれる結果も全く異なってしまうため、この疑う姿勢を今後の研究でも大切にしていきたいです。

○口頭発表(発表順)

阿部心美さん
IIARS2025第10回全国大会で発表を行い、多くの学びを得ました。特に頑張ったことは、SCAT分析を用いて多様な言葉を見つけ出し、研究の核心となる視点を丁寧に整理したことです。また、発表準備の過程では、何度も見直しを重ねることの大切さを実感しました。加えて、まちづくりには若者が関わる意義が大きいことを、改めて深く理解する機会にもなりました。他大学の研究発表からも多くの刺激を受け、とくに偽サイトに関する発表では、認知率の低さや情報モラル教育の不足が課題であると知り、日常的に偽サイトへの意識を高める必要性を感じました。今回の経験は、自分の研究を見直すきっかけにもなり、今後の学びに生かしていきたいと感じています。

佐藤愛さん
IIARS2025での発表準備は、とても中身の濃い半年間でした。初めてのことが多く大変でしたが、この期間を通して、大きく成長できたと感じています。特に印象深いのは、SCAT分析に挑戦したことです。この作業を通して自分の語彙力乏しさを痛感しました。しかし、この経験のおかげで、自分の語彙力や論理的な思考力が鍛えられたと実感しています。論文作成では、チームで研究内容を明確に伝えられる文章にするために何度も話し合い、その度に表現を推敲したことで、文章力も向上しました。Wordでの資料整理やPowerPointでのスライド作成を通して、PCスキルも身につきました。なかなか上手くいかない部分や提出期限など、不安も多々ありましたが、ゼミの仲間や先生方のおかげで、無事に発表を終えることができ、大きな達成感を得ることができました。貴重な経験を積むことができ、とても良かったと思っています。

林星凪さん
卒業論文の作成から学会発表までは、苦労する場面が沢山ありました。最初に苦労したのは、アンケートの質問項目を一から考える工程でした。また、得られた回答から論理的な考察を考える場面でも苦労しました。しかし、この過程で専門的な用語や表現に多く触れ、言葉の意味や用法への理解を深めることができました。学会発表のスライド作成は、見やすさ・伝わりやすさを追求し、ゼミの仲間と意見を出し合いながら直前まで修正を重ねました。発表練習では、話すのが早すぎるという課題の克服のため、スライドの枚数を増やしたり、原稿を何度も練り直しました。その結果、本番では落ち着いてゆっくりと話すことができ、納得のいく発表ができました。学会では、コンタクトレンズやアイドルの衣装といった身近なことを研究している人もいて面白いなと思いました。今回の経験は、大変なことがあっても最後までやり抜くことができた貴重な経験になりました。

髙橋里穂さん
(※口頭発表予定でしたが、当日インフルエンザのため欠席)
学会までの準備期間を通して、自分の関心のあるテーマを深く研究する貴重な機会となりました。準備期間は、チームのメンバーと議論を重ねながら研究を進め、その中で新たな視点を得ることや、他のメンバーの考え方に触れることで自分自身の視野が広がる良い経験となりました。研究にはSCATを用いた分析など、難しいと感じる時もありましたが、分析によって得られた「まちづくり」に対する参加意思層・非参加意思層のそれぞれの姿勢の違いを見つけられたことに、研究の面白さを実感しました。今回、学会への参加は叶いませんでしたが、この研究を通して多くのことを学ぶことができました。この研究で学んだことを活かしながら、今後も努力を続けていきたいと思います。ありがとうございました。

○学会当日の運営スタッフとして参加(あいうえお順)

小野寺凜花さん
私は今回タイムキーパーとして国際 ICT 利用研究学会全国大会に参加させて頂きました。参加させて頂いたことで、他の大学で行われている研究を知ることができ、とても興味深かったです。たくさんの研究の中でも特に、「無信号横断歩道における車の譲りに関わる道路条件の解明」の研究が興味深かったです。車両の譲り率に影響を及ぼす横断歩道の構造、環境条件を調べた研究内容を聞き、横断歩道の構造や環境によって車両の譲り率が異なるということに驚きました。それと同時に、自分自身の生活を振り返ると、横断歩道を渡ろうと立っている時に、止まってくれる車両が多い横断歩道と止まってくれない車両が多い横断歩道の違いには、横断歩道がある場所や周りの環境が車両の譲り率に影響を与えていると感じました。また、私自身が譲る側になった時には、歩行者がいないかをしっかりと確認し、渡ろうとしている歩行者がいた場合、しっかりと止まりたいと改めて感じました。他にも興味深い研究がたくさんあり、自分自身の学びを深める貴重な経験になりました。

杉沼凪さん
当日タイムキーパーとして参加させていただきました。発表者ではありませんでしたが学会に参加するのは初めてでした。現地にいらっしゃる方、オンラインで参加される方と参加形態も様々で、もちろん学生だけでなく先生方の発表も聴くことができて新鮮でした。国際ICT利用研究学会ということで、それぞれどういった内容の研究をしているのか気になっていましたが、土壌の研究や観光地、まちづくりについて、スポーツの分析やセキュリティ、ステージ衣装についてなど非常に幅広くテーマが展開されていて興味深かったです。このような機会が無いと他大学の研究を聴くことが無いので、この学会を通して聴くことができて良かったです。貴重な経験をありがとうございました。

青野萌衣さん
今回初めて学会に参加したため、非常に緊張していました。しかし、タイムキーパーという役割を務めながら参加者の方々の発表を聞いたことで、多くの学びと新たな視点を得ることができました。惜しくも、同じゼミのメンバーの発表を直接見ることは出来ませんでしたが、前日にスライドを見せてもらい、その完成度の高さに驚きました。ゼミのメンバーの頑張っている姿や、他の参加者の熱意ある発表を聞くことが、私自身の卒業研究に対する大きなモチベーションになりました。今回の経験を活かし、私自身の研究を頑張りたいです。

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