2025/11/11

イベント

講義紹介 日本史学科「史学実習」

米沢女子短期大学の日本史学科では、座学だけでなく、地域の歴史や文化に直接触れる実践的な学びも大切にしています。その代表的な科目が 「史学実習」 です。今回は10月30日(木)に行われた授業の様子をご紹介します。

R7史学実習の様子1

「史学実習」とは?
「史学実習」では、地域文化や歴史資料を実際に見て、触れて、体験しながら日本史の専門知識を深めます。教科書だけでは味わえない「生きた歴史」を学ぶことができるのが特徴です。 今回の授業では、日本史学科の1年生が山形県高畠町を訪れ、歴史的・文化的なスポットを巡りました。

安久津八幡神社
安久津八幡神社は、平安時代に創建されたと伝わる歴史ある神社です。境内には、置賜地方で唯一の三重塔があり、県の指定文化財にもなっています。学生たちは、自然と歴史が調和する美しい空間を散策しながら、本殿や舞楽殿等を見学しました。

R7史学実習の様子2

R7史学実習の様子3

R7史学実習の様子4

山形県立うきたむ風土記の丘考古資料館
置賜地方の古代文化を紹介する資料館を訪問しました。押出遺跡から出土した土器をはじめ、縄文時代から古墳時代の暮らしや文化を伝える貴重な資料が多数展示されています。屋外には古墳や復元住居もあり、古代の生活をリアルに感じることができました。

史学実習の様子5

R7史学実習の様子6

瓜割石庭公園(旧石切り場跡)
瓜割石庭公園は、かつて高畠石を切り出していた採石場跡を整備した公園です。高さ約30メートルの石壁がそびえたち、迫力ある景観に学生たちも圧倒されました。
音の反響が良いため、現在では音楽フェスなどのイベントにも利用されているそうです。かつての石切り場が、新たな文化的な空間として活用されていることを知り、歴史資源の保存と活用について考える機会にもなりました。

R7史学実習の様子7

R7史学実習の様子8

史学実習では、史跡の見学だけでなく、居合道体験や拓本の取り方など、多彩な活動を行っており、人気科目の一つとなっています。そんな学びができる日本史学科について、ぜひこちらからご確認ください。

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