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2025/10/29

イベント

2025年度 米沢史学会公開講演会を10月25日に開催しました

令和7年10月25日(土)に、米沢女子短期大学では「2025年度 米沢史学会公開講演会」を開催しました。
地域の歴史や文化への理解を深める場として、卒業生や在学生をはじめ、多くの方々にご参加いただき、穏やかな雰囲気の中で学びのひとときを過ごしました。
今年度の講演会では、以下の2つの講演が行われました。

米沢史学会公開講演会の様子1

司会を務める山田 彩起子 准教授(米沢女子短期大学 日本史学科)

米沢史学会公開講演会の様子2

門松 秀樹 教授をご紹介する原 淳一郎 教授(米沢女子短期大学 日本史学科)

第1部
「米沢女子短期大学の第一期生について -学制改革、戦争の影、サークル・読書活動、北海道への教員就職-」

第1部では、日本史学科の布施賢治教授より、本学創設期の学生たちの姿について、昭和27年4月に入学した第1期生の様子を中心にご講演いただきました。年齢や人生経験もさまざまな個性豊かな学生たちが、米沢女子短期大学でどのような学びを得て、どのような学生生活を送り、卒業後にどのような進路を歩んだのかが紹介されました。
当時の主な就職先は教員であり、山形県内だけでなく北海道への教員就職も多かったことが語られ、参加者が熱心に耳を傾けていました。

米沢史学会公開講演会の様子3

布施 賢治 教授(米沢女子短期大学 日本史学科)

第2部
「庄内藩士と北海道開拓」

第2部では、近代日本政治史をご専門とする門松秀樹教授(東北公益文科大学)より、蝦夷地(現在の北海道)の開拓と庄内藩との関わりについてご講演いただきました。江戸時代後期に庄内藩が蝦夷地の警備と経営を命じられたことから始まる歴史や、明治政府による北海道統治、旧庄内藩士の開拓事業への関わりなどが、わかりやすく解説されました。
門松教授は、大河ドラマ『八重の桜』や『青天を衝け』、朝ドラ『わろてんか』や『らんまん』などの時代考証や資料提供も担当されており、テレビドラマを通じて歴史に親しんでいる方々にも興味深い内容となりました。

米沢史学会公開講演会の様子4

門松 秀樹 教授(東北公益文科大学)

米沢史学会では、今後も地域の歴史や文化に関心をお持ちの方々が、世代を越えて交流できる場として、講演会や研究発表会などを企画してまいります。来年度の講演会の開催についても、決まり次第、本学ホームページにてご案内いたしますのでぜひご期待ください。

また、米沢史学会の活動内容や機関誌についても、以下のページでご紹介しています。ぜひご覧ください。

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