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2025/08/04

お知らせ

資格紹介 附属図書館の司書さんの仕事について

本学の附属図書館では、本学を卒業した司書さんが働いています。
少しだけ、その仕事の内容を紹介します。

司書さんのとある一日

図書の貸し出し・返却

図書館の利用者に対して、本(資料)の貸し出しや返却の手続きを行います。新規利用者の登録や図書館で利用する貸出カードの発行も行います。
また、利用者が探している本を探し出したり、求めている本を提案したりします。

書架の整理

図書館に置いてあるのは本だけとは限りません。雑誌、CD・DVD、映像資料などもあります。これらを利用者が探しやすいように書架に並べたり、ラベリングしたりします。
また、これら資料の保管のため、目録を作成し、資料を適切な場所に配置・管理します。

図書の展示

人気の本、面白い本、ぜひ読んでほしい本など利用者に手に取ってもらえるように分かりやすく展示します。時期によって展示を変えたりします。
他にも、館内案内の掲示や利用者のための広報なども行います。

司書さんへインタビュー

国語国文学科 2021年度卒業

Q:好きな本と好きなところ

アーネスト・ヘミングウェイの作品が好きです。
戦争など重いテーマを扱った作品が多いのですが、文体が軽いため読みやすく、しかしそれでいて共感できたり考えさせられたりする物語が多くて好きです。

Q:司書の仕事について

利用者の目的や疑問に応じて関連する資料と該当する箇所を探して提供するレファレンスサービスにおいて、利用者が求める文献を提供できて無事に疑問等が解消したとの報告を受けたときにやりがいを感じます。

Q:司書を目指す学生さんへコメント

司書課程の授業は覚えることも多くたいへんだと思いますが、司書の仕事に就いてから必ず役に立ちます。
米短の図書館で働く司書は全員、米短で司書資格を取得した先輩になりますので、課題などで行き詰まったときにはぜひ気軽に相談に来てください。

Q:米短の学びについて、好きなところ

先生と学生の距離が近く、相談がしやすいです。
また、山形県は多くの著名な作家の出身地であり、米沢市は歴史ある城下町であることから、実際に講義に関係する場所に行って調べることができるのがすごく良いと思います。

Q:米短を目指す高校生へコメント

米短は学生も先生も穏やかな雰囲気で、とても楽しく学びたいことを学べます。
2年間という短い時間で多くのことを学ぶのでたいへんなこともあるかと思いますが、きっと身につくものは多いはずです。
皆様が米沢女子短期大学へ入学し、素敵な2年間を過ごせることを願っています。
受験へ向け頑張る皆様を、私たちも応援しています。

なお、附属図書館で3年間勤務し、2025年4月から、公務員として新しい職場で働いています。
今後の活躍を期待しています。

国語国文学科 2023年度卒業

Q:好きな本と好きなところ

好きな作家は「星 新一」です。
ショートショートというジャンルの作品を多く書かれた方です。
中学生の頃にいとこが教えてくれて知り、朝読書の時間によく読んでいました。ジャンル名の通り一話がとても短いのでちょっとした時間に読みやすいです。
また、その時々の社会の様子や時代の変化、自分の変化によって受け取り方や解釈が変わることがあるので、時々読み返してみると面白いです。

Q:司書の仕事でこれからやってみたいことについて

図書館の利用者を増やすための活動を考えていきたいです。
今は調べものも読書もスマホでできますし、そもそも何か情報を得るのに文章ではなく動画等を利用する人も多いと思います。
そんな中で図書館としてアピールできる事としては「場所としての魅力」や「季節や事柄に合わせた本の紹介・展示」等かなと思います。これらについてより積極的に宣伝することで、よく来てくれる人に加えて新しく来てくれる人も開拓できたらいいなと考えています。

Q:米短の学びについて、好きなところ

先生方との距離が近いので、ゼミのような授業に限らず質問や相談がしやすく、授業内容をより深く理解できるので、自分の研究にも学んだことを活かしやすいです。
また、授業中とそうでない時間とでメリハリをつけて講義に臨む学生がほとんどなので、全体的な雰囲気として、落ち着いて、集中して学習できる環境が整っており、自分の力を存分に伸ばせると思います。

Q:米短の好きな授業

情報サービス演習の授業がとても印象に残っています。
この授業はAとBがあるのですが、それぞれレファレンスや検索の技術について実践通して学ぶので、実際に司書として働く際のイメージが付きやすかったです。
また、特に検索の技術に関しては日常生活でも生かせる場面が多く、授業外でも使ってみることがあったのですが、学んだことが身についている感じがして楽しかったです。

国語国文学科 2023年度卒業

Q:好きな本と好きなところ

重松清さんの「青い鳥」という本です。
吃音持ちの国語教師が心の傷を負った生徒に寄り添い大切なことを伝えてくれる話です。言葉をつっかえさせながらも正面から向き合って一生懸命伝えようとする姿が心に響きます。
短編集で1話がそこまで長くなく読みやすい点も好きです。

Q:司書の仕事でこれからやってみたいことについて

自分が担当した展示本を手に取っていただけたときが一番嬉しいです。
展示本をどれだけ魅力的に紹介できるか、どんな展示がを利用者の興味を惹くことができるのかを時間をかけて考えているので、少しでも立ち止まって展示を見てくださる方がいると、頑張って考えたかいがあるなと思えます。

Q:司書を目指したきっかけ

小学生の時、学校司書の方が声をかけてくださったことがきっかけです。
読む本に悩んでいたところ、司書の方が私の趣向を聞き出しながら合う本を一緒に選んだ時間が印象に残っており、それ以降、図書館に通うのが好きになりました。
私もその時の司書の方のように、司書の仕事を通じて図書館を好きになる人が増えてほしい思いから司書になることを目指しました。

Q:司書を目指す学生さんへコメント

司書経験のある先生方による講義なので、充実した学びを得ることができます。
座学だけでなく、実践方式のものもあるので、より司書の仕事の理解が深まり、実際の現場で役に立つスキルを身に着けることができます。

Q:米短を選んだ理由

司書資格が取れる大学の中で、国語国文学科がある点が魅力でした。
展示の作成、本の紹介に役立つスキルはなにか考えた際に、語彙力・表現力の向上、作品の読み解き方を知ることが必要ではないかと思い、国語学や作品研究の講義を受講することのできる、国語国文学科がある米短を選びました。
また、就職率が高いことからサポートが充実しており、安心して学ぶことのできる環境であることも選んだ理由の一つです。

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