国語国文学科

ことばと、文学を学ぶとは、
つまり人間とは何かを学ぶこと

国語国文学を学ぶことは、日本人とは何か、自分とは何かを知ることです。
それは国際化していく現代社会で一番大切なことです。そればかりではありません。読む力と書く力をみがき、考える力を深めれば、あなたの人生はきっと有意義なものになるでしょう。
多様な教員を配した本学科では、自分の好きな作家の作品と、たっぷり向き合えます。もちろんポピュラーな古典についても常時開講しています。ことばの問題に興味を持つなら、それもまた最新のテーマが準備されています。文学や言葉の周辺についても、深い理解が得られるメニューが揃っています。本学科は伝統ある本学の中でも、もっとも長い歴史を持っています。蓄積され、充実した施設と、優秀な教授陣が誇りです。60年余に約5,000名の卒業生を多彩な分野に送り出してきました。

国語国文学科の特色

古典から近現代文学・国語学と、多彩な教授陣との学びにより、日本人の心的特性、感受性、論理的思考の理解を深めます。

多様な教員を配し

蓄積された伝統ある学科

教員免許や司書資格の取得

好きな作品とたっぷり

向き合い理解を深める

数字で見る国語国文学科

3つのポリシー

FOCUS!

国語国文学科で学ぶ

有職故実

「源氏物語」の世界を本当に理解するためには、当時の衣食住、儀式について学ばなければなりません。その奥深い研究の歴史をもつのが有職故実(ゆうそくこじつ)です。長年、皇室の儀式に携わってこられた先生が実践的に指導します。受講生一人ひとりが十二単などの装束を試着できます。得がたい貴重な体験となります。

国語学概論

皆さんがこれまでにうけてこられた国語科(日本語学)を教科としての国語と同等に見なす方も中にはいらっしゃるかもしれません。本授業では、そことは一旦切り離して、ことばの研究としてどういうアプローチの仕方があるのか、具体的にかつまたトピック的に日本語を取り上げて講説してゆきます。自分の使うことはを常に意識し、素朴な疑問を持って臨む態度が肝要です。

近現代文学演習Ⅱ

近現代文学演習Ⅱは、前期と後期でパートが分かれています。前期には、近現代文学をベースに作品の読解や分析の方法を学びます。後期には、前期で学んだことを踏まえて小説に限らず、映画、アニメ、歌、映像などの作品から研究対象を選んで分析してもらいます。自分の好きな・興味のある作品を徹底的に調べて、分析するのはかけがえのない経験になりますよ。

カリキュラム

専門科目 1年〈前期〉 1年〈後期〉 2年〈前期〉 2年〈後期〉
基幹科目 日本語教育概論
古典文学史
国語学概論
国文学概論
近現代文学史
 −  −
基礎科目 古典文学基礎演習Ⅰ・Ⅱ・ⅢA
近現代文学基礎演習Ⅰ・ⅡA
国語学基礎演習A
日本語教育論基礎演習A
論理と表現
日本語文書・表現プログラム
古典文学講読Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
古典文学特講Ⅰ・Ⅲ
近現代文学講読Ⅰ・Ⅱ
近現代文学特講Ⅰ
音声表現法A
国語資料講読
国語学特講
日本語文化論
漢文学概説
漢文学講読

古典文学基礎演習Ⅰ・Ⅱ・ⅢB
近現代文学基礎演習Ⅰ・ⅡB
国語学基礎演習B
日本語教育論基礎演習B
古典文学作品研究Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
古典文学特講Ⅱ
近現代文学作品研究Ⅰ・Ⅱ
近現代文学特講Ⅱ
音声表現法B
国語資料講読
日本語運用スキルアップゼミ

漢文学作品研究
漢文学専門ゼミⅠ
漢文学特講

漢文学専門ゼミⅡ  −
展開科目  −  −

古典文学演習Ⅰ・ⅡA
近現代文学演習Ⅰ・ⅡA
国語学演習A

日本語教育論演習A
図書館文化論演習A
教育文化論演習A

古典文学演習Ⅰ・ⅡB
近現代文学演習Ⅰ・ⅡB
国語学演習B

日本語教育論演習B
図書館文化論演習B
教育文化論演習B

関連科目 書道
伝統文化論
民俗学概説
山形の郷土資料と文学
東洋思想
日本古代社会の歴史
日本中世社会の歴史
日本近世社会の歴史
書道
有職故実
現代文化論
現代社会と教育問題
古文書学
日本文化史
視覚文化論
書道
古文書学演習
卒業研究
書道
卒業研究

国語国文学科を選んだ理由

進路選択
に幅があるから

国語国文学科

2023年度入学
秋田県立大曲高校 出身

[この学科を選んだ理由]
オープンキャンパスの模擬授業で興味を持ったから

高い編入実績
や編入試験の対策が魅力的

国語国文学科

2024年度入学
栃木県立宇都宮清陵高校 出身

[この学科を選んだ理由]
有職故実という授業や近現代文学に対して様々なことが学べるのが魅力的

学びながら四年制大学に進学できるから

国語国文学科

2024年度入学
北越高等学校 卒業

[この学科を選んだ理由]
国語の専門性を高めた上で教員になりたかったから

進学に向けて手厚いサポートを受けられる

国語国文学科

2024年度入学
宮城県多賀城高校 卒業

[この学科を選んだ理由]
国語に関する様々な授業を通して将来に繋げていけると考えたから

高校の時から文学に興味があったから

国語国文学科

2024年度入学
山形県立南陽高校

[この学科を選んだ理由]
文学について学べるのと司書資格が取れるから

文学を学び司書の資格を取得するため

国語国文学科

2024年度入学
富山県立富山北部高校

[この学科を選んだ理由]
文学だけでなく、言語学も学ぶことができるから

司書資格を取得でき編入実績も多くあったから

国語国文学科

2023年度入学
秋田県立大曲高校

[この学科を選んだ理由]
本と国語の授業が好きで、もっと深く学びたいと思ったから

司書資格の取得ができるから

国語国文学科

2023年度入学
福島県立白河高校

[この学科を選んだ理由]
文学に触れられる、というものに魅力を感じたから

取得可能な資格と免許

中学校教諭二種免許(社会)/司書資格/学校図書館司書教諭/ピアヘルパー(受験資格)

卒業生の主な進路

令和6年度 卒業生の進路状況

就職内定率

92.3%

進学率

100%

卒業生の主な就職内定・編入学合格先(過去3年)

県内

株式会社山形銀行/NDソフトウェア株式会社/日新製薬株式会社

県外

株式会社ダイユーエイト/イオン東北株式会社/株式会社ネクステージ

公務員

国家公務員/山形県職員/山形市職員/米沢市職員/岩手県職員/福島県公立学校教員

国立

山形大学(人文社会科学部)/秋田大学(教育文化部)/岩手大学(人文社会科学部)/筑波大学(情報学群)/埼玉大学(教養学部)/新潟大学(人文社会学部)/大阪教育大学(初等教育教員養成課程)

公立

群馬県立女子大学(文学部)/高崎経済大学(地域政策学部)/長野大学(社会福祉学部)

私立

青山学院大学(文学部)/法政大学(文学部)/東京経済大学(現代法学部)※

(注)※は指定校推薦を指す

その他にも多数の就職内定・編入学合格先があります。詳しくは以下よりご確認ください。

教員紹介

佐々木 紀一 学科長

Sasaki Kiichi

教授、専門分野:中世国文学

希望は人間性のみにある

情報の奔流。モノも言葉も溢れて流れ去り、欲望は限りなく拡がる。でも何か虚しく、一見、周りと繋がっていそうで、ともすれば孤立と分断の大渦に引き込まれそうだ。これが現在の人間が置かれた状況です。100年前の第一次世界大戦は、科学が人間の力を超え、大きな厄災をもたらしました。日々、発展する人工知能はそれと比較にならない力で、今後、人間を凌ぎ、世界を変えるはずです。
人間の未来は?正直わかりません。ただ愚かで、強欲で、狂気にも走ることもある人間を了解し、受け入れること。軽心に踊らされず、批判的に、多様な文化を尊重し、同時に共存の価値観を守ること。言葉とそれが紡ぎだす文学を通じて、人間を深く知りましょう。それが本学科の基本で、未来への手掛かりだと思います。

教員一覧へ

山形県立米沢女子短期大学国語国文学会

本学国語国文学科を主体とする学会を紹介します。

米短を
もっと詳しく
もっと身近に

CAMPUS LIFE

広い敷地で充実したキャンパスライフを送る米短女子のリアルな声が、盛りだくさん!
勉強にとことん打ち込んで、おもいっきり遊んで、学生生活を満喫するリアルな大学生活をキャンパスライフとプライベートの両面からご紹介します!

キャンパスライフを見る

他の学科も見る